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人生が20代で決まるのなら、何から始めようか。

30代になると、帽子からハトを出すように、立派なキャリアを取り出せないから、20代でスタートしなさい。

人生は20代で決まる/メグ・ジェイ P121

20代折り返し地点まで来て、「もう少し、しっかりしないとなぁ」なんて、何をどうするかも決まらずに漠然と思うだけ。
そんな時、「人生は20代で決まる」に出会い、
「僕は、『選択しない事』を選択し続けていたんだなぁ」と思い知らされました。
ならば、「僕ら20代は何から手を付ければいいんだろうか?」ということを、考えるようになりました。

どうして、人生は20代で決まるの?

メグ・ジェイ博士は、人生で重要な出来事の80%は35歳までに起こる。と言ってるんですね。
そして、20代のうちに、人生に大事な経験や出会いがあるとの事。

研究の一環として彼らは、著名人や成功者か人生の終盤に書いた数十もの自伝を調査しました。研究者たちは、「一生を語る上で欠かせない重要な経験」や、その後の人生に強い影響を与えた環境と出会いに注目しました。すると、そうした経験や出会いは20代に集中して起こっているのです。

人生は20代で決まる/メグ・ジェイ P22

そして、その欠かせない20代の中で、「アイデンティティ・キャピタル」を築いていかなければならないとの事。

アイデンティティ・キャピタルって何?

アイデンティティ・キャピタルとは、時間をかけて身につけた、自分の価値を高める経験やスキルのことであり、個人的資産です。自分自身に長い間、十分な投資をした結果、自己の一部となったものです。

学位や仕事、テストの成績、クラブ活動のように履歴書に載せられるものもあります。もっと個人的なアイデンティティ・キャピタルもあります。例えば、話し方、住んでいる地域、問題の処理能力、外見や印象など。

アイデンティティ・キャピタルは、どうやって−時間をかけて徐々に−自信を築いてきたかという証なのです。もっとも重要な点は、アイデンティティ・キャピタルは大人の世界の市場に持ち込まれる資質だということ。たとえていえば、仕事や人間関係のほか、望むものを得るための通貨なのです。

人生は20代で決まる/メグ・ジェイ P52

つまり、20代のうちに「アイデンティティ・キャピタル」をある程度築いていなければ、大人の世界で無一文な状態と言う事。
そんな状態で、30代からその先、僕らは夢や望みを叶えることができるのだろうか?という切ない疑問がよぎります。

もちろん、30代からでも遅くはないのでしょう。今はそういう時代です。
だからと言って、30代に差し掛かってから夢を追いかけようと思ったとき、その時の自分が持っている資質、つまり「アイデンティティ・キャピタル」の乏しさに足を引っ張られて、行動に移せない。なんてことになるのではないでしょうか。

閑話休題-30歳は昔の20歳ではありません

メグ・ジェイ博士は、TED Talksでプレゼンを披露していまして、
その中でも「アイデンティティ・キャピタル」について話しています。

メグ・ジェイ/30歳は昔の20歳ではありません

「アイデンティティ・キャピタル」は更なる、「アイデンティティ・キャピタル」をどんどん呼び込んでくる。だから、今こそやってみたいと思っていたことをすべき。との事

つまり、新しいことを経験すれば、その経験を基にした仕事に就けるかもしれないし、そこから更に、別の仕事へキャリアアップできるかもしれないと言う事でしょうね。

もし宝くじが当たらなかったら?

最初に書店で見かけたときは、20代のうちにやっておくべき~的なものかと思っていたんですが、たまたまTED Talksでメグ・ジェイ博士の動画を見て感化された僕は即、アマゾンでぽちりました。
そして本書の中の一節で、僕の人生への考え方が変わりました。

実際には才能やお金は問題なの。20代が自分自身に問わなければならないのは、もし宝くじに当たらなかったら何をするかということよ。自分の望む人生を送る為には何ができるのか?そしてどんな仕事なら様々に形を変えても、この先ずっと楽しく働けるのか

人生は20代で決まる/メグ・ジェイ P92

「宝くじがあたれば、自分の夢がかなえられるかもしれない」なんて誰もが考える事じゃないでしょうか。
でも、そんなチャンスはめったに巡り合わない。誰も与えてくれない。
だから「もし宝くじが当たらなかったらどうするのか?」を自分に語りかけて、考えて、今日を明日も、その先も生きていかなければならない。そんなことを考えて、少しの焦りを覚えました。

「選択しない」を辞める

「僕らには無限の可能性がある!」なんて無責任な言葉が巷に、噛んだ後のガムみたいにあちらこちらにへばりついています。
「でも、本当にそうなのだろうか?」と思っているのは僕だけじゃないでしょう。
実際は、限りなく0に近い可能性は無限にある。
でも実際は、たくさんあるように見せて、この両手の指の数よりも少ないです。
良くも悪くも僕らの選択肢は少ないのです。その中の選択肢には「選択しない事」も含まれているのです。
そして、僕らは無意識にその選択をしていたはずです。だからまずは、「選択しない事」を辞めて、それ以外の選択をする事から始めましょうか。

自分自身が持っている資質、つまり「アイデンティティ・キャピタル」は何があるのか?を知り、その資質を使って、これから僕らは何ができるのか?を考えて、自らの足で進み、その手で掴みに行く。
なぜなら、僕らは明日、宝くじが当たらないのだから。

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