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今週の読書-それでもデミアンは一人なのか?、世にも奇妙な君物語、超図解・宗教

ライフサイクルが変わると、今までの当たり前だった習慣も変わってしまうんだなぁ…と痛感した6月でした。おかげで全く読書が捗らない一月でした。そして、そうもしている間に、7月。
年の半分が終わって年の半分が始まったようです。
あとは、今年の終わりまでどれだけ成し遂げられるでしょうか。

そんなわけで、一月ぶりの更新ですね。今週は森博嗣の新シリーズと朝井リョウが描く世にも奇妙な物語と宗教図解を読みました。

それでもデミアンは一人なのか?

WWシリーズ始動

人口細胞で作られた生命体である、ウォーカロンと人間との物語を描いたWシリーズが終わってしまって残念な気持ちでいたら、しれっと新シリーズが始まってるわ、シリーズの続編的シリーズだわで感激してます。
森博嗣は死ぬまで引退できないのでは?

χの悲劇でもそうでしたけど、今まで森博嗣が積み上げてきた作品たちがまた少しづつ重なっているので、森博嗣作品を読み続けている人が読めば、色々とピンとくる瞬間があったりするので読んでてそわそわします。

この作品を読んでてふと気付いたのが、よくあるSF作品だと「人間」の対極を「ロボット」として描くのですが、この作品はそこに「ウォーカロン」という一つの生命体として確立した存在がいて、三者が存在する世界を描いているんですよね。
それが何なのさって話なんですが、そんな風に描かれているSF作品てあまりないなー。と

人間ではないもの、人間が作ったものが、人間以上に人間らしくなり、人間以上に正しく生きる世の中が来る。きっと来るだろう。いなもう来ているのかもしれない。
子供が生まれないというだけのことで、人間は遅れをとった。歩みを止めたのかもしれない。つまり、進化していない、ということだ。その間に、ウォーカロンも人工知能も、人間を追い越していくだろう。彼らは常に生まれ変わっている。人間よりも早く進化しているのだ。
なんということなのか、これは、少なくとも悪いことではない。
むしろ美しい。

それでもデミアンは一人なのか/森博嗣 P210

世にも奇妙な君物語

世にも奇妙な物語 ver.朝井リョウ

朝井リョウが世にも奇妙な物語を脚本したらこんな感じ。ってまんまな本です。
普通に面白かったので、他の作家さんでこのシリーズやってもらえないですかねぇ…。

そんな感じで、世にも奇妙な物語のような短編集で、個人的には「13.5文字しか集中して読めな」と「脇役バトルロワイアル」が面白かったです。

「13.5文字しか集中して読めな」は世にも奇妙な物語のぞっとするような雰囲気が出ていて、よくこんなオチを思いついたなぁ…と思うほどぞっとしました。
「脇役バトルロワイアル」は脇役たちが主役の座を不思議な空間で奪い合う、摩訶不思議感が出てで、一番世にも奇妙な物語っぽいなぁと

朝井リョウの作品は風刺的な作品が多いいのかなぁ。と最近思いました。
「何者」ではSNSを背景に生きる就活生を描き、「ままならないから私とあなた」では、人間関係をレンタルすることができる”レンタル彼女”との物語を描き、この「世にも奇妙な君物語」ではシェアハウスや親の目を気にする保育園などなど…。
風刺的だからこそ、その世界観に読み手はスッと入っていくことができるのかなぁ。

早くっ、早くっ、と急かす直喜の手拍子の音が、時計の秒針を追い抜いていった。

世にも奇妙な君物語/朝井リョウ P254

世にも美しい教養講義 超図解・宗教

超浅く、超広い宗教図解

宗教ってなんぞや?って人に勧めたい一冊です。
この本のいいところは超浅く、超広いところです。
「最初の神は誰?」や「宗教とは何か?」など初歩の初歩から「宗教は科学の敵か?」や「世界の宗教はこれからどうなっていく?」などまでざーっくりと読めるんです。なおかつ、フラットデザインで構成された図が添えられているので、他の入門書を読むよりも先にこの本を読んでおけば、その後に読む入門書が頭に入ってきやすくなるんじゃないかなぁ。と

果てしなく広範にわたる宗教に関する研究全てを網羅することはしていないし、またそれはそもそも不可能である。宗教について学術的なレベルで厳密に語ろうとするのは、読者の欲求不満の元となるだけだなのだから。

100のインフォグラフィックで世界を知る 世にも美しい教養講義 超図解・宗教/マチュー・グランプレ P3

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