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価値観リストで人生で大切なことを知る

価値観はなりたい自分を形作り、自身の行動を測るものさしとなる。

insight /ターシャ・ユーリック P47 (第2章 自己認識の解剖学)

人生を有意義に送るには価値観が重要です。
実際に、明確な価値観を持っていいる人の方が、健康的だったり年収や貯蓄額が高い傾向にあります。
つまり、人生の満足度が高いのです。

では、価値観とは何か?それは、
価値観とは「こんな風に生きていたい」と、心から思える人生の方向性のことです。

しかし、そんなふうに言われても、今一ピンとこない人の方が多いと思います。
なので、そんな価値観を見つけ出すために、前に、12の質問から価値観を探し出すテクニックの記事を書きましたが、
今回の価値観を探し出す方法は、価値観となりうる項目から自分にとって大切なものを選び出して、それらを深掘りすることで価値観を探り出す方法です。
なので、質問にうまく答える事ができなかった人にはこちらの方法の方が、上手に価値観を見つけ出す事ができるかもしれません。

関連記事:人生を豊かにする「価値観」

80個の価値観リスト

では早速、あなたの価値観を探し出しましょう。
方法としては、3つのステップにわけました。

  1. 重要度チェック
  2. ランキング化
  3. 2つの質問で価値観を掘り下げる

まずは、下のリストに目を通して、自分にとって重要な項目を探し出しましょう。

具体的な方法の第1ステップとしては、

  • 項目を、とても重要(◎)、重要(○)、重要でない(×)の三段階でマークしましょう。
  • マークする時は、深く考えず直感で答えましょう。

全部で80個ありますが怯まずに一気にやってしまいましょう!

チェックが終わったら第2ステップです。

  • とても重要(◎)でチェックした項目を10個選ぶ
  • 選んだら、それを1位から10位までランキング化する

番付が終われば、次にその項目をより深く掘り下げていく作業に移ります。
第3ステップでは、それぞれの価値観に2つの質問をぶつけて、より明確な内容を掘り下げます。

  • その価値観には、自分にとってどのような意味があるか?
  • その価値観が自分にとて大事な理由は何か?

この作業は、選んだ単語たちの漠然とした意味を、自分にとっての意味や理由と結びつける作業です。

例えば、僕の場合は「快適」や「知識」などがランクインしました。
それらに、二つの質問をぶつけたら、

  • 快適の意味…余計な心配をせずに人生を生きるという事
  • 快適の理由…今日も明日も、その先もストレス無く生きていく事ができるから
  • 知識の意味…人生を自由に生きるための力
  • 知識の理由…どんな壁にぶち当たっても、知識があれば乗り越えたり、突破する事ができる

こんなふうに意味付けと大切な理由を見出せる事ができればステップは全て完了です。
多少時間がかかる作業になりますし、なかなか思いつかない項目もあるかもしれませんが、投げ出さずにしっかり向き合う事ができれば、あなたは自分の人生にとってコンパスを手に入れる事ができます。

常に身近に置いておく

これで自分にとっての価値観になりうるものが見つかりました。
ここで重要なのが、見出した価値観を身近なところ、特に、目に付くところに常に置いておく事です。
日常的に価値観を覚えていることはとても難しいです。
仕事や学業、家事などに追われて、せっかく見出した価値観リストのことを忘れてしまいます。
だから、あなたの大切な価値観を身近なところに置いておいて、適度に思い出せるようにするのです。
そうする事で、忘れかけていた価値観を思い出す事ができて、その価値観に沿った人生の選択ができるようになるのです。

ベンジャミン・フランクリンの小さな手帳

100ドル紙幣の顔である、17世紀の政治家ベンジャミン・フランクリンも自身の価値観を13個打ち出し、小さな手帳に記して常に自身の行動が価値観に沿っているかどうかをチェックしていたそうです。

その価値観リストを打ち出したのはベンジャミン・フランクリンが20歳の時だったそうです。
ちなみに、その時の価値観リストは、

  1. 節制:開くほど食うなかれ。酔うまで飲むなかれ。
  2. 沈黙:自他に益なき事を語るなかれ。駄弁を弄するなかれ。
  3. 規律:ものは全てところを定めておくべし。仕事は全て、時を定めてなすべし。
  4. 決断:なすべきことをなさんと決心すべし。決心したることは必ず実行すべし
  5. 節約:自他に益なきことに金銭を費やすなかれ。すなわち、浪費するなかれ。
  6. 勤勉:時間を空費するなかれ。常に何か益あることに従うべし。無用の行いは全て断つべし。
  7. 誠実:詐りを用いて人を害するなかれ。心は無邪気に公平に保つべし。口に出すこともまた然るべし。
  8. 正義:他人の利益を傷つけ、あるいは与うべきことを与えずして人に損害を及ぼすべからず。
  9. 中庸:極端を避くべし。例え不法を受け、憤りに値すると思うとも、激怒を慎むべし。
  10. 清潔:身体、衣服、住居に不潔を黙認すべからず。
  11. 平静:小事、日常茶飯事、また避け難き出来事に平静を失うなかれ。
  12. 純潔:性交はもっぱら健康ないし子孫のためのみ行い、これに耽りて頭脳を鈍らせ、身体を弱め、または自他の平安ないし信用を傷つけるが如きことあるべからず。
  13. 謙虚:イエス及びソクラテスに見習うべし。

なかなか高潔な内容ですね。ここまでの内容を見習うことは正直僕にはできませんが、常に自分の価値観をチェックできるように手帳に記しておくことは見習おうと思います。

漠然とした不安に包まれた世界を生きる

人生は絶え間なく変化していて複雑で困難で、漠然とした不安に囲まれています。
そんな漠然と不安に押し潰されて自ら人生を降りた人たちはたくさんいます。
自分もいつ人生の不安に耐えられなくなるかもわかりません。
しかし、明確な価値観を持っていれば、漠然とした不安に包まれた人生を価値観というコンパスが僕らの人生それぞれの行き先を指し示してくれます。
進むべき方向がわかれば、漠然とした不安に苛まれることもなく、ただ前に進むだけとわかります。
だから、漠然とした不安に包まれた現代社会を幸福に、よりよく生きるためには価値観が必要不可欠なのです。

参考書籍

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