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超・客観力、異邦人

みなさま、コロナ自粛いかがお過ごしでしょうか。
僕は相変わらず読書をしていますが、積読を崩すよりも、今まで読んできた本をパラパラと再読することにハマっています。

今週はメンタリストDaiGoの本と、カミュの異邦人を読みました。

超・客観力

正しく自分を知るために

メンタリストDaiGoによる、自分を客観視するための本。

自分自身を正しく理解している人なんていない。
いるのは、理解できていると勘違いしている人だけ。
正しく自分を理解するってことはかなり難しいことなんですね。
そんな、正しい客観視をするためのテクニックが多数紹介されています。

そもそも、自分を客観視することを本書で取り上げているかというと、自分自身をよく理解する。つまり、正しく客観視できている人ほど、人生の満足度や、仕事の生産性が高く、明確な目標を持って生き生きと暮らし、ストレスレベルも全体的に低い傾向があるようです。

ということは、今の人生をより幸福な人生にするためには、高い客観力が必要ということです。
だから、この本を読んで客観力を高めて人生をより素晴らしいものにすることができるのです。

本当の自分を知ることで、無駄に悩まない理想の自分を手に入れられる「超客観力」
この能力は、あなたの人生の羅針盤として働いてくれるはずです。

超・客観力/メンタリストDaiGo P7(はじめに)

異邦人

不謹慎か、狂人か

アルベール・カミュの作品は初めて読みました。
正しさとか、普通じゃないとか、狂っているとか、人間性の正常さを測る尺度なんて存在しないんだろうな。
と、なかなか考えさせられる深い作品でした。

物語の中で主人公は、殺人を犯してしまう。
そして、主人公は裁判の中で「母の死の葬儀で涙を流さなかったこと」や「その翌日に、海水浴に行き、女性と関係を持ったこと」を理由に糾弾されてしまう。
そんな裁判の中で、殺害動機を聞かれ「太陽のせい」と主人公もおかしなことを言ってしまう。

本当に「太陽のせい」で殺人を犯したのか真意はわからないが、ニヒリストのように描かれる主人公だから、もしかしたら本心だったからもしれないし、もしくはやけになった発言なのかもしれない。
側から見たら、主人公は気が狂っているように見えるかもしれないが、物語の読者として読んでいると、そうとも思えない気がしてくる。

「母の葬儀で涙を流さなかったこと」や「翌日に海水浴で女性と関係を持ったこと」を槍玉に上げられるのは、まるで現代でよく見る「不謹慎」という大衆の感覚を思い起こされる。

そう思うと、主人公がおかしいのか、世間がおかしいのか。という目で見えてくる。
あぁ、なるほど。これが「不条理」ということなのか。

全てが始まったのは、この時だった。私は汗と太陽とを振り払った。昼間の金光と、私がそこに幸福を感じてた、その浜辺の異常な沈黙とを、打ち壊したことを悟った。
そこで、私はこの身動きしない体に、なお四度打ち込んだ。弾丸は深く食い入ったが、そうとも見えなかった。それは私が不幸の扉を叩いた、四つの短い音にも似ていた。

異邦人/アルベール・カミュ P78(第1部)

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