この前、「5秒ルール-直感的に行動するためのシンプルな法則」という本を読みまして、気がついたらなるべく実践しています。
とにかくシンプルで簡単なルールなので、気がついたらすぐできるし、効果も高かったです。
5秒ルールとは
どんなルールかというと、思い立ったらあれこれ考えずに5秒カウントダウンして行動に移す。
という、大変シンプルなルールです。ひねりも何もないですね。
やっぱシンプルなルールって強いんだなぁ。と
目覚ましがなったら5秒カウントダウンして0になった瞬間飛び起きる。
めんどくさい仕事を目の前にした瞬間、あれこれ考える前に5秒カウントダウンして、とにかく手をつけ始める。
やりたくないこと、伝えずらいことやらなきゃならないなら、5秒カウントダウンして行動を起こす。
超シンプルですね。
もうこれを読んだ方は5秒ルールを習得しました。あとは、実践して練度を上げるだけです。まずは免許皆伝です。その先の達人を目指して頑張ってください。
スヌーズボタンを押す代わりに、私は数え始めたのです。
5秒ルール―直感的に行動するためのシンプルな法則/メル・ロビンズ P41
5からスタートして、逆に数えて行きました。
5、4、3、2、1。
そして、立ち上がったのです。
私が5秒ルールを発見した瞬間です。
やらなくていい理由を探す脳
やってみると実感するのですが、あんなにやりたくなかったことでも手をつけてしまえば意外とアッサリと済んだりして、なんだ大したことなかった。と思うことが多いんですよね。
まぁ、それでも手ごわい仕事はあるのですが、手をつけれたことによる進捗がモチベーションになりするんですよね。
あのウダウダは何だったんだろう…と思うほどです。
往往にして、僕らの最高司令室である脳は省エネ主義でして、やらなくていいことはやらないでおきたいのです。
だから、目の前に居座る厄介な物事たちには出来るだけ関わりたくない。
そうすると、僕らの脳はやらなくていい理由をあれこれ探し始めます。
今日はもう疲れたし気分が乗らなし、そもそも僕がやる必要があるんだろうか…。あー、めんどくさい。とりあえず今日はやめて明日考えよう。
なんて考えているうちに今日が終わり、明日も同じ思考の繰り返しでいつまで経ってもToDoリストから消えないタスクたち。
僕のタスクリストには、いつからそこに居たのかわからない最古参なタスクもいたりして、「君はいつからそこにいたんだっけ?」なんて問いかけたくなる自分からも目をそらす始末。
そんな風に僕らは、やりたくないタスクから逃れるために理屈をこね倒して自分を正当化するのです。
だから、そんな逃れるための理屈を探す前に、カウントダウンを始めることで、逃れるための思考から、取り掛かるための思考にスイッチするのです。
「あれをしなければ…」と思いながらも考え込んでしまうと、大抵はうまくいきません。5秒と立たないうちに、心の中でたくさんの言い訳が浮かんできて、脳が停止信号を発するからです。
5秒ルール―直感的に行動するためのシンプルな法則/メル・ロビンズ P44
汎用型 If-thenプランニング
本書を読みながら思ってたのですが、これって何にでも使えるIf-thenプランニングだよなー。と。
基本的にIf-thenプランニングでは「Aの時に、Bをする」という対象を決めて、それに対する行動を決めておくので、対象と行動が固定化されて、何個も何個もルールを作らなきゃいけなかったりしたんですよね。
しかし、この5秒ルールの場合は、1日にするべきことや、習慣化したいルーティン、今日済ましておきたいタスクなどを設定しておいて、実行していき、どこかで実行することが億劫になった時に5秒カウントダウンして行動に移させる。という風に、5秒ルールは全てを包括する大きく力強いルールとして1つあれば大抵のことに使えるので。汎用性の高いIf-thenプランニングなんじゃないかなぁ。と
閑話休題-5秒数えられるかどうかが勝負
とにかく何にでも使えるし、読んだその日その瞬間から実践できるくらい簡単でシンプルなルールなので早速使っているのですが、
「よしやるぞ!…」と意気込んだあとに始まるはずのカウントダウンが始められず、うだうだしてしまうときがあるんですよね。
カウントダウンが始まってしまえば、やるしかないのですが、始まらなければまだ先延ばしできるんじゃないか…なんて気持ちになってしまうんですよね。
スタートラインに立ってしまえば、あとは銃声がなるのを待つだけ。銃声がなってしまえば、うだうだ考えずに走り出すだけ。
遅かれ早かれそのスタートラインに立たなければいけないのだから、覚悟を決めて自分をその位置に立たせる。
スタートラインに立つことが、5秒数えるということ。
だから、5秒数えられるかどうかが勝負だなぁ…と
5秒の積み重ね
困難なタスクに不安を覚えたり、複雑なタスクを面倒に思ったりするのは、僕らがそれらを達成してきた努力の軌跡や、成功した結果の裏付けが少ないからです。
だからといって、そのまま何もせずじっとしていては、いつまで経ってもその不安や面倒臭さからくる億劫さは消えてくれない。
それどころか、タスクから逃げたり、先延ばししたりすれば、自分自身の能力の無さに卑屈になるか、僕はまだ本気を出していないだけ。と、現実から目をそらした人間になってしまいます。
もしかしたら、もうそんな人間になっているのかもしれません。多分僕はそうかもしれない。
だから、そんな自分を脱するために小さな勇気、小さな一歩、そのための5秒を数えるのです。
さあ、自身の幸福な未来のために5秒を積み重ねましょう。
5秒ルールを実践すると、あなたには自分の人生をコントールする力があると確信できるようになります。何しろ自分の背中を押すたびに、その力が証明されるのですから。
5秒ルール―直感的に行動するためのシンプルな法則/メル・ロビンズ P47
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