ブリコラージュ:その場で手に入るものを寄せ集め、それらを部品として何が作れるか試行錯誤しながら、最終的に新しい物を作ることである。
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本を読んで得た知識たちを結びつけて一つの記事を書いているのですが、「多分これは、どの記事にも引っかからないだろうなぁ」みたいな知識を何個かまとめて一つのカゴ(記事)に、どこかで使えると信じて、備忘録的な意味も込めてまとめたものです。
昔のテレビ番組ぐらいの気持ちで「へぇ」って感じで読んもらえればいいかなぁと
自制心と糖分
「自制心」とは「自己管理するための意志力」だと思ってください。
自制心は筋肉のように使えば使うほど疲労がたまり、大きな力が使えなくなります。
そして、使えば使うほど筋肉と同じように鍛えられ、さらに大きな力が使えるようになります。
しかし、これも筋肉と同じなのですが、鍛えるまでが大変です。
例えば、日中働いていれば、自制心を酷使します。なんとか定時を迎え帰宅。そして、これから自己成長のための勉強…。
だめだ、今日はやめよう。
そんな日、ありませんか?
たまになら問題ないかもしれませんが、いつもこんな調子じゃいつまでたっても努力は実らず、自制心も育ちません。
じゃあ、どうすればいいのか?「自制心」を回復させましょう。
意志力は血中の糖分量で変わる
最近の研究で、自制心が体内の血統量に影響されることが分かっています。
血糖値がある程度減少すると、「思考を制御する」「注意力を保つ」「人を助ける」「死について考える」「他者に対する偏った反応を抑える」などの行動に影響するようです。
自制心を高めたいときは、ブドウ糖を取ることが効果的です。ただし、通常の食事からタンパク質と糖質を摂る方が、長い時間、血糖値を維持できます。砂糖を使った食べものや飲み物は短時間のうちに自制心を高めてくれますが、その分すぐに消費されてしまいます。
やってのける/ハイディ・グラント・ハルヴァーソンP204
と言うことは、普段からタンパク質と糖質を取っていた方が自制心が回復しやすくなるんですね。
この手法はダイエット以外で使えそうですね。
アナログとデジタルの美的感覚
媒体が変わると、人の美的感覚も変化するようです。
僕らの美意識は媒体の変化に合わせて、感性もアップデートされて、アナログの美意識よりもデジタルの美意識を好み始めているのです。
例えば、印刷された青よりもディスプレイで見る青を好み、しっかりとしたフォントよりも、繊細で美しいフォントを好むようになっているようです。
印刷紙面上かディスプレイ上か
印刷とディスプレイでは色の表現方法が異なるのです。
印刷は、YMCKという基本色を混ぜてして色を作ります。絵の具と同じ考え方ですね。
これを「減法混色」と言います。何が「減法」なのか?それは色の明るさや鮮やかさが混ぜれば混ぜるほど褪せていきます。
絵の具セットの色を全て混ぜれば、どんどん醜い色になっていきますよね?それと同じです。
では、ディスプレイは?
ディスプレイは、RGBという光の三原色を混ぜて色を作り出します。これは印刷と反対で「加法混色」と呼ばれ、混ぜれば混ぜれるほど明るくなり、白に近づきます。
このように、アナログとデジタルは真逆の表現方法をしています。かつての世代が印刷の色で慣れているのに対して、ディスプレイ上で色を見る世代が台頭してきているので「色」一つでも傾向が変わってきているようです。
フォントも同じように、アナログとデジタルの表現の違いで、アナログでは細い字は読みづらいので、太くしっかりとしたフォントが使われていました。
しかし、ディスプレイが高性能になるにつれて、視認性の制約がなくなり、繊細で美しいフォントが頻出するようになりました。
色に関しては自分自身ピンときませんが、フォントは細い方が好きですね。
TED Talksの二重の呪い
あらゆるテーマについての非常に素晴らしいプレゼンが観れるTED Talks。ほとんどの人は知っているんじゃないでしょうか。
このTED Talksが学習には益より害の方が大きい。とのこと。
害の原因は、プレゼンそのものではありません。
さて、一体何が問題なのでしょうか?
簡単に学んだテーマは忘れやすい
「講義の聞き方問題なのです。15分間、流暢にプレゼンされたテーマを聞いたら、すぐに次に移ってしまう」つまり、TED Talksは一見するとあたかも学習体験のように思われるかもしれない。(中略)あまりに簡単に学んだテーマは、忘れるのもまた簡単だ。
(中略)
動画の出来の良さが帰って学習の妨げとなるのだ。これを学習の「二重の呪い」と呼ぶ学者もいる。つまり自分が分かっているかどうかがわからないとしたら、分かっていない場合もそれがわからないわけで、当然ながら簡単に見えるものを人は勉強しようとしない。単純でわかりやすく見えるものに対して、人はあまり努力しない。
Learn Better /アーリック・ボーザー P282
誰にでもわかりやすく噛み砕かれた話が、次々と始まれば、「ふーん、なるほどねー」となんとなく理解した気になり流してしまう。そして、ふと学んだことを思い出そうとしても、わかりやすく噛み砕かれたスライドだけ思い出せても、話の本質は思い出せない。それが「二重の呪い」なんですね。
確かに、オススメのTED Talksの話をしようと思うと、「あれ?」と自分の中でよく分かってないことに気づきますね…。
自分の理解力を過信せずに「謙虚であれ」ということですね。
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