閏年のおかげで、もう3月に出会ってしまいましたね。
今週は、ミステリとタイミングを科学した本を読みました。
タイミングの科学は個人的に大当たりです。
双孔堂の殺人
視よ、しかして正しく視よ
堂シリーズ2作目。
一作目の「眼球堂の殺人」がそこそこヒットしたので二作目も手を出してみた。この作品のシリーズは、”館モノ”っていう古典的手法を現代的に焼き直してる、”最先端な館モノ”と思った。
一作目を読んでた時になんとなく思っていたのだけれど、この作品は森博嗣のS&Mシリーズを思い出させるなぁ。
癖のある学者先生と天才学者。犀川先生と真賀田四季みたいな。
つまりは、すべて導かれるままにこうなったということだ。いや、その真意を今は問うまい。今はただ、ほんの少し前に進むだけのための照明にのみ努めよう、イプシロンよりも小さくゼロよりも大きいデルタだけ進むためにね。さあ…
双孔堂の殺人/周木律 P320
When 完璧なタイミングを科学する
タイミングを味方につける
科学で最適なタイミングを弾き出した一冊。
これがあれば「何をいつやるか?」そんなことまでわかっちゃうんですよ。
科学ってなんでもありだよなぁ…。まぁ、そういうところが好きなんですけどね。
読み終わった後に、「タイミングが悪かった」なんて言い訳も、あながち間違ってなかったんじゃないか。なんてことを思ってしまった。
人間には色々な身体のシステムが機能していて、機能のピークを迎えたり最も成熟していたりするタイミングを狙えば良いパフォーマンスが得られるんだなぁと。そして、そのタイミングは、人種が異なっていても、文化が異なっていても人間である以上は大きく異ならないということ。
つまり、タイミングが全てではないが、物事はタイミング次第ということらしい。
大陸も時差も関係なく、潮の満ち引きが規則的に繰り返されるように、1日における変動-ピーク、谷、変動-は同じだった。私たちの日常生活の背後には、隠れたパターンがある。このパターンは重要かつ思いもよらないものであり、ここから明らかになることがある。
When 完璧なタイミングを科学する/ダニエル・ピンク P20
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