気づけば6月に突入していました。もう少しで、1年の半分が終わってしまいますね。
何か人生の一部を少しでも変える事が出来たかなぁ。と考えて、何も思い浮かばない事に焦りますが、焦ってても仕方がないことですので、とりあえず今日も平常運転で行きましょう。
今週は、朝井リョウの作品と、メンタリストDaiGoの突破力、バレットジャーナルというノート術の本を読みました。
ままならないから私とあなた
借り物はダメですか?
二編収録されてるうちの一つが本のタイトルになってますが、個人的には、もう一つの「レンタル世界」にグッときました。
持ち続けるよりも、必要な時にレンタルする方が多くなってきた時代です。
それでも手に入らないから、多少のお金を払ってレンタルすることも未だにあります。それが、人間関係でも動機は同じ。そんな世界が実際に存在する虚しさと、ほんの少しの優しさに心が震えた気がしました。
朝井リョウの作品に度々出てくる、若さゆえのプライドとか無知蒙昧さが、どうしようもない現実に摘み取られてくしゃくしゃにされる描写にどうしても惹かれてしまいます。
自分の中の幼さが登場人物たちの未熟さに共鳴しているのかもしれないですね。
「今の世界にずっといられるかどうかなんて、誰にもわからない」
俺はその場に立ち尽くしたまま、動くことができない。
「その度に世界の一部をレンタルしてどうにか生き延びようとしている人のこと、なんで笑えるの」
ままならないから私とあなた/朝井リョウ P62
無理なく限界を突破するための心理学 突破力
その限界は限界じゃない
限界を突破する!と聞くと、猛烈な努力で今まで出来なかった事をできるようにする。
そんな風に聞こえますが、この本はそんなことは書いてありません。
この本に書いてあるのは、自分の限界はただの思い込みであって、それは限界ではない。その思い込みを取り払って、正しく自分の限界と可能性を知るための方法です。
そんな自らの思い込みの限界を取り払うのに一番手っ取り早い方法が、人間が共通して持っているバイアス(思い込み)を知っておくと言う事です。
突破力の中にはそんな、誰もが共通でもっているバイアスが多く乗っています。
読んでいると、「あぁ、わかる…」と自分のバイアスに気づくことができるので、その部分だけでも読む価値はあると思いました。
私がここからお伝えしていくのは、自分の殻を破るための技術ではなく、殻の正体を正確に見抜き、その上で正しく扱うためのテクニックです。
限界を超えるのではなく、逆に自己の限界をしっかりと見極めつつ、限界とうまく付き合う道を探すのです。
突破力 無理なく限界を突破するための心理学/メンタリストDaiGo P24
バレットジャーナル-人生を変えるノート術
シンプルに精錬されたノート術
NewsPicksで特集されていた記事を読んで興味が湧いたので買って読んでみたのですが、ノート術を模索してた僕には大当たりでした。
バレットジャーナルって、結局は箇条書きなんですね。
ちなみにバレットジャーナルのバレットは箇条書きの頭につける「・」のことです。
そんな誰でもやっている箇条書きに、ほんの少しのルールと機能を持たせるような書き方をするだけで、日々現れるタスクやイベント、さらには自分の目標までもが完結できるノートが出来上がるんですね。
このバレットージャーナルの一番いいところは、限りなくシンプルであって基本でしかないことです。
つまり、バレットジャーナルという方法を土台にして、各々でブラッシュアップし、自分が最も使いやすいノート術に発展させることが出来るのです。
バレットジャーナルは公式サイトがあり、基本的な方法を学ぶことができるんですよね。
だから、本書を買わなくても基本的な使い方は分かるので、買う必要もないのですが、もう少し深く踏み込んでみたい人向けですかね。
公式サイトは海外のサイトですが、基本的な方法を和訳しているサイトもあるので、もし興味があれば探してみてはいかがでしょうか。
バレットジャーナルというシステムは、自分の価値観や信念を全うする人生-つまり明確な目標があり、その目標を効率よく達成できる人生-を送る方法を模索してきた様々な哲学や人生観を融合したものだ。
バレットジャーナル人生を変えるノート術/ライダー・キャロル P30
この記事へのコメントはありません。