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朝が来るまでそばにいる、超習慣術、「自分を変える」と言うこと

秋晴れは空が高く、日が暮れれば幻想的な色をその高い空に映し出します。
そんな空に吸い込まれそうになる夕暮れ時に1日の終わりを感じますね。

今週は、彩瀬まるの短編集とメンタリストDaiGoの習慣の本、そして、アメリカの哲学者エマソンの本を読みました。

朝が来るまでそばにいる

生と死の間を紡ぐ

「彩瀬まる」は、初めて読む著者で、どんなもんかなぁと思いながら読んだのですが、文章表現が飛び抜けて豊かで、隅から隅まで読んでしまいました。
現実よりも現実を描くような繊細で丁寧。そして、とても生々しいです。

6編の短編からなる本書。そのうちの半分以上は、この世を去った者との尾を引くような関係。
生者が死者に縋る事もあれば、その逆もあったり。どれも虚しくも儚い。

個人的には、小学校の頃の同級生と、カメラマンと新人俳優という立場で再開し、主人公であるカメラマンが俳優への欲情をファインダーを通してエロチックに描く「眼が開くとき」が面白かったです。

暁は目元を押え、くだらねぇ、と鈍く笑った。カーテンが膨らみ、翻った拍子に日光が差し込んで目を射られる。笑い声が絶える間際に、確かに聞いた。
「生まれ変わったらまた食って」
あまりの眩しさに瞬きをする。私は確かに、頷いた。

朝が来るまでそばにいる/彩瀬まる P132

超習慣術

習慣術大全

DaiGo師匠の習慣を身につけるためのメソッド本。
ほんと師匠本出しすぎ。インプットと実践が追いつかない。

人生の半分は習慣でできている僕ら。
その習慣をコントロールできるようになれば、なりたい自分に最速で近づくことができる!
さぁ、習慣をコントロールしよう!そんな本ですね。

最新の論文やら、習慣や心理学の名著のいいとこ取りで出来ているので、習慣作りのメソッドや継続するための方法、さらには悪癖を治すための習慣作りまで、習慣作りの決定版といっても過言ではないのかなぁ。と

全部のメソッドが試せなくても、第1章の習慣を身につけるためのファーストステップ的なテクニックだけでも試せば、目に見えるように自分自身が変わっていく気がしましたね。

それにしてもDaiGoの本には高確率でIf-Thenプランニングが出てくるけど、それくらい効果が抜群なんだろうなぁ。

ノウハウさえ知っていれば、ほとんど無意識のうちに「良い習慣」を次々と身につけていけます。それによって人生を思い通りにできるようになるのです。
習慣化するためのテクニックを知っているか知らないかで、人生は大きく左右されるといっていいでしょう。

短期間で”よい習慣”が身につき、人生が思い通りになる!超習慣術P03

「自分を変える」ということ

エマソンを学ぶ

あいも変わらず自分を変えることに固着している僕です。
そんな僕にどストレートなタイトルでした。

アメリカンドリームをもたらしたアメリカの哲学者「エマソン」の哲学から、自分を変えるということを模索する本。

なぜ自分を変えたいかというと、幸せになりたいからの一言です。
幸せになるにはどうすればいいのか?そんなありふれた疑問をエマソンの哲学で考えていく。

個人的に一番ビビっときたことは、自分らしさについてでした。
自分らしく生きればどれほど自由に生きれるのだろう。と思うのは僕だけじゃないはずです。
しかし、自分らしさとは今ここには存在しないということ。
自分らしさとは、今の自分を超えた先にある。だから自分を越えるために必要なのは、自己信頼。つまり、自分を信じて疑わないということ。自分の考えを信じて自分に正直に生きるということ。
そして、自分を信じて進んだ先に、自分らしさが待っている。

そう言えば、本書は哲学者である先生と、その先生から教わる生徒役が対話する「嫌われる勇気」と同じ文体でした。
哲学となると小難しいから対話形式でひも解くのが一番わかりやすいんでしょうかね。
この哲学を対話形式でひも解くスタイルは流行りそうですねぇ

自分がここまでだと思っていたものが、あるときスッと超えて、今まで見えていなかった視界が開けることの素晴らしさ。「これが私」と思っている自分が、「えっ!」という驚きとともに、自分でも全く想像もしていなかった世界に開かれていくことの素晴らしさを経験することができる。だから人生は驚きの連続である。と。
人生はフル・オブ・ワンダー、つまり不思議なことに満ち満ちている。だからこそワンダーフル、素晴らしいということです。

アメリカの偉大なる哲学者エマソンからの伝言「自分を変える」ということ/斎藤直子、木村博美 P74

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