気がついたら12月も真ん中です。
今まで何をやっていたんだ廊下。と思うくらい毎年毎年一年はあっという間です。
残り二週間とちょっとを無理のないように、けど悔いのないように過ごしていければなぁ。なんて。
今週は、不思議で悲痛な恋愛小説「うたかたの日々」と、落合陽一によるSDGsを踏まえた世界への展望を語った本、バレットジャーナルの活用術本を読みました。
うたかたの日々
肺の睡蓮
ピアノの鍵盤を引けば、カクテルが作られて、バラ色の雲からシナモン・シュガーの味がして、
二人はその雲に包まれてデートをする。
シュールでロマンチックな世界で二人は愛を育む、そして、恋人とクロエの肺に睡蓮が咲き、彼女の命を少しづつ奪っていく。
以前、「注文の多い注文書」という本を読んだ時に登場した「肺に咲く睡蓮」という世界観に誘われて原作を手に取りました。
物語が進めば進むほど摩訶不思議な世界が広がっていくので最後まで飽きることがなく読み進めれました。
そして、読めば読むほど恋人のクロエの病は重くなり、主人公のニコラもその周りの人も物も虚しく疲弊し歪んでいく。
苦しめば苦しむほど世界は滑稽に歪んでいく。
夢と現のような世界で様々な愛のカタチが織りなす悲痛な愛の物語
「私に会えて嬉しい?」
「うん、もちろんさ!…..」
二人は、最初のの歩道沿いに、脇目も降らずに歩き始めた。小さな薔薇色の雲が一つ、空から降りてきて、彼らに近づいた。
「行くぞ」と雲が言った。
「行こう」とコラン。
雲が二人をすっぽり包んだ。中に入ると熱く、シナモン・シュガーの味がしていた。
うたかたの日々/ボリス・ヴィアン P64
2030年の世界地図帳
落合陽一によるSDGsの解説本。
勝手に世界の偉人たちが決めた目標。
正直なところ、なんかいってらぁ。くらいにしか思っていなかったんですよね。
だからこそ、ちゃんと理解しようと思って読みました。
世界の17の課題と言われると、スケールが大きすぎてピンとこなかったんですが、
身近な事柄にレベルをスケールダウンして解説してくれたので、目標達成への必要性がなんとなく伝わりました。
しかし、今日を必死に生きている人も、世界のトップと言っても所詮は人間なので、やっぱり自らの国の利益を考えたりするので、
果たして、この病に伏し続けるこの星のために各々の国が舵を切り直せるのだろうか。とやっぱり思ってしまう。
それでも、この星が、この星に住む人々が明日を幸せに生きることは目指したほうがいい。
死にゆく星を見て見ぬふりをしているのも気分が悪い。
その目標を達成したら何になるのさ。なんて思っていた僕がちょっと恥ずかしかったですね。
技術の発展によって少しずつ少しずつ世界から隔たりがなくなって行くこの世界で、共通の目標を持つことは大きな意味があるんでしょう。
これから多様な働き方や学び方をしていく中で、世界各国の人と共通言語を持って、また同じ言語で喋れるテーマを持って、自分が価値あると考えるものに励んだり、考えたりしていくことは、これからの時代を生きていくすべての人にとって、とても大切なことだと思います。それを踏まえてSDGsについて考えていきましょう。
2030年の世界地図帳/落合陽一 P20
バレッドジャーナル活用術
以前、バレットジャーナルの本を読んで少しテクニックを試してから全然やってないなぁ。と思っていたら、書店で本書を見つけ他ので購入。
ガッツリ読み込むほどの内容でもなかったんですが、さらっとおさらい程度に読んだ後にピンタレストでいろんな人のバレットジャーナルを見ていたらワクワクしてしまい今現在どはまり中です。
自分自身で使いやすいフォーマットを模索したり、自分の好きなデザインに寄せたり。と、
なかなかやってて楽しいものです。
いつもいつも新しいスケジュール帳を買って何か月か試すんですけど、いつもいつもしっくりこないで途中でやめてしまうんですよね。
だからこそ、手間ですが自分でデザインを変えれるのがしっくりきました。
最近夜になるといろいろ考えこんでしまってたんですが、デザインを探して、アレンジしているうちに眠くなって
余計な事を考える暇もなく眠りを迎えれるようになったので、副産物的なモノのほうが多かったけど、
改めて活用術を読んで、いろいろ試してみてよかったかなぁと
本書にも書いていますが、続けられている理由はとにかく「楽しい」からです。自分で手帳を「楽しいもの」にしたかったのです。
ねこねこさんのバレットジャーナル活用術/ねこねこP6
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