積読が3桁代だって言うのに、それでも書店によって本を漁ってしまう。
2冊だけ。気になった2冊だけ…!。と誰かに言い訳しながらレジに足を運ぶ。
いつもいつも誰に言い訳しているのやら。と思ったり。
多分、家に積まれている未読の本たちに言い訳しているのかな。なんて
今週は、引き続き、河野裕と知念実希人の続編と、オリエンタルラジオ中田敦彦の独学の本を読みました。
さよならの言い方なんて知らない。3
「キュー・アンド・エー」の真価
再大手チームである平穏な国とPORTが最強のプレイヤー月生を狙う。
孤高にして最強の月生が探し求める「ゼロ番目のイドラ」
主人公たちが愛してやまない、”生きろ”とメッセージを送り続ける「ウォーター&ビスケット」のテーマ
主人公の能力「キュー・アンド・エー」
今まで伏せ続けてきたカードが一気に開かれ、 架見崎という世界の謎が一気に氷解し始める。
物語の展開とともにカードが開かれるたびにニヤニヤしてしまった。
作りこまれた世界観が物語の展開を後押しして、面白さを加速させたな。と
特に、主人公の能力である「キュー・アンド・エー」が破格すぎた。
架見崎の領土合戦の運営に質問することができる。という能力の裏側に存在する能力の本質が架見崎という世界を壊すなんて誰が想像できるのだろうか。とそこでもニヤついてしまった。
3作目にして大きな盛り上がりを見せた本作。 次回作ではどんな展開が待っているのか楽しみで仕方がない。
「その足音と鼓動だけが、このつまらない世界の主題だよ」
さよならの言い方なんて知らない。3/河野裕 P373 (第六話 ウォーター&ビスケットのテーマその1)
天久鷹央の推理カルテⅢ
密室の病を診断する
天久鷹央のメディカルミステリーシリーズ第3弾
医療的だからこそ、ほかのミステリーでできないようなトリックやオチがつけれるから、なかなか画期的なんじゃなかろうか。
そんなことを思った本作。
今回も3つの短編。
呪いの動画を見たことにより自殺を図ったと疑われる女子高生
自称男性アレルギーで、男に触れられるだけで肌に異常が現れる女性
そして、鍵のかかった居室で水もないのに溺れた男
3つのうち2作品は医療関係ないのでは?と思ったがちゃんと医療的に解決。
しかも、ミステリーの定番である密室殺人にまで絡めてきたので、 見事に医療とミステリーが融合し始めたな。と。
そういえば、今作で初めて死人が出たんじゃないかな。 まぁ、出たというよりそこに首を突っ込んだんだろうけど。
「星だ。……星が見えた。小鳥、星が見えたんだ!」
鷹央は両手を握りしめると、僕に向かって満面の笑みを浮かべる。
天久鷹央の推理カルテⅢ/知念実希人 P307(密室で溺れる男)
勉強が死ぬほど面白くなる独学の教科書
ただただ面白いの追求
オリエンタルラジオ中田敦彦による独学の教科書。
毎日youtubeに勉強の動画を投稿している筆者の実際にやっている勉強方法と、他の勉強系youtuberとの対談で構成されている本。
基本的には、筆者が実際にやっている勉強法なので、歴史や古典文学、政治などの勉強法が主になっている。
本書を読んでいて「いいな」と思ったことは、何を学んだら、何に役立つ。とうい勉強することが目的になっていないこと。
本書は、新しい知識に触れるという意味での勉強が、何より楽しい、面白い。と思えることが目的になっていること。
だから、本書に載っている勉強法は、「どうやって学問に興味を持つか?」
ということがポイントになっていて、様々な角度から人物や出来事を掘り下げて、どこで自分の興味の琴線に触れさせるか。という勉強の工夫が載っているので、本書のなかのどれかしらのポイントを意識して勉学に向かえば、勉強が楽しい、面白いと思えることができるかもしれない。
本書を読んで改めて、結局勉強には好奇心がなければ伸びないんだなぁ。と。
学ぶことによって、人生が豊かになり、知識欲や好奇心を満たす事ができる。そして、何より自分を成長させてくれる肥やしになる。このような勉強をしている瞬間は、僕にとって一種の”快楽”であり、エンターテインメントです。
勉強が死ぬほど面白くなる独学の教科書/中田敦彦 P30(序章 勉強の「面白さ」を伝えたい!)
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