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科学用語図鑑、Think Clearly

今週は、科学がルーツの言葉を纏めた本と、思考をクリアにするための本を読みました。

科学用語図鑑

あれもこれも科学用語

僕らの暮らしのあちらこちらにある科学用語を改めて解説してくれる一冊。

例えば、マイナスイオンって実際何なの?とか、カロリーってどんな意味?天気予報図でみる低気圧や高気圧の線って何?などなど、よく耳にするけど、正直意味がわかっていないような科学用語をさくっと学べます。

読んでいると、中学生や高校の頃の授業を思い出します。
あー、何となく授業でやった記憶があるなー。って感じで。

様々な科学用語の詳細を身に付けたら化学リテラシーが高まるわけではないですけど、知らないより知っていた方がいいことも世の中にはあるんですよね。

一方で、例えば「仕事」という言葉は日常用語として普通に使うので、私たちはこの言葉に大してはっきりしたイメージを持っています、ところが、科学者は、この同じ言葉を全く違う意味で使います。

科学用語図鑑/水谷淳

Think Clearly

人生をより良く生きる思考の道具箱

クリアな思考法を導くための一冊。
僕らの日常に蔓延る様々なストレスの要因から抜け出すための思考法を52個を収めた思考の道具箱。
余計な思考に振り回されなければ人生はより良くなる。という考え。

正直感想は、イマイチ物足りない。
最新科学から導いた云々と書かれているので期待したのだが、科学を用いたビジネス書をよく読む人にはどれも聞いたことがあるような内容。
アダム・グランドのGive&Takeやダニエル・カーネマンのFast&Slowなんかを読んだことがある人なら、物足りないと思う。
逆に、その手の本を読まない人にクリティカルヒットして売れているのかな。という印象。

なので、一応エビデンスがある思考テクニックを52個ギュッと集めました。って感じだから、内容は薄いが役に立たないわけでもないし、裏付けが一応あるから、掲載してあるテクニックを試せば効果的なものがちゃんとあると思う。

しかし、エビデンスを明示しないで科学的に答えが出ている。というテクニックもあったので、本当にエビデンスはあるのか?それとも、明示すると不都合だからあえて書いていないのか?などと勘繰ってしまった。

同じシリーズでThink Smartが出てるけど、買うかどうか迷ってしまう内容だったな。
新たな知見を期待して読むかなぁ。

私たちが生きいている世界を理解するためには、いろいろな思考法が詰まった「道具箱」があるといい・そして私たちの日々の暮らしにも、同じような思考の道具箱が必要なのだ。

Think Clearly/ロドフ・ドベリ P2

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