今週は名言集と、世界的に果糖を摂りすぎて世界中が太っている。という本と、人生の最も大事な時期は20代だ。という本を読みました。
人生の教養が身につく名言集
教養のある人が書いた名言集
ライフネット生命の創始者で、立命館アジア太平洋大学の学長を務めている筆者による、名言集。
本書は、筆者が人生の中で役にたった名言集。とうわけではなく、なんとなく思い出した名言をもとに書かれたエッセイ。
筆者は無類の読書好き、特に、歴史などが好きなようで、その知識はいくつもの歴史に関する本を上梓するほど。
そんな、深い教養を持った筆者による名言集は、名言の深い意味というよりも、その名言と一緒に結びついている自分の考えやエピソードとともに載っています。
正直、これで教養が身につくかと言ったら微妙なところ。そもそも名言で教養が身につけば名言サイトは大繁盛しているだろうな。と
なんで買ったのかもわからないし、正直買った覚えがないのですが、本棚を整理していたら未読の状態で出てきたので、箸休めに読みました。
教養とは、人生を面白おかしく、そしてワクワクさせてくれるツールです。
人生の教養が身につく名言集/出口治明 P1
本を読んだり、人から話を聞いたり、旅に出たりする中で、様々な新しい気づきを得て、自分の中の「知っていること」、つまり「自分の辞書」が増えていく。
これが教養の入り口であり、そのようにして、「自分の辞書」が1つ、また1つと豊かになっていくことで、自分の世界が広がっていくのです。
果糖中毒
太り続ける人類
太るメカニズムとそれらを引き起こしている、市販の食べ物に大量投与されている「果糖」という諸悪の根元について、科学的根拠をもとに徹底解説した一冊。
太ってしまうのは自己責任かもしれないが、全てが原因とは言い切れない。という事がわかる。そして、僕らは誰かの利益のために太らされているという事実。
幸い、僕はまだ肥満に悩まされていることはないが、いつどこで気づかないうちに腹回りがマフィンの上の部分になるかわかったもんじゃない。
そんな傾向と対策というほど立派なものではないが、知っておくことは予防のひとつだろうと思い読みました。
30超えて腹回りが豊かになっていく原因もなんとなく見てきたきがします。
残念なことに、私たちに重大な影響を及ぼす食べ物は今、必要以上に私たちに影響を与えてしまっている。
果糖中毒/ロバート・H・ラスティグ P5,6
必需品という枠を超えて消費財になり、人々を病みつきにさせる物質に変わってしまったからだ。
人生は20代で決まる
人が人として最も成熟する時
20代半ばに一度読んで、それなりの衝撃を受けた本書を、20代後半に足を突っ込んだので、改めて再読しました。
あの頃の衝撃と今読んで受ける衝撃は完全に別物になっていました。
数年の間で自分の価値観が変わってということかもしれません。
20代での行動が人生の全てを決めてしまいます。
あまりにも大袈裟に聞こえますが、結構本気な話です。
人は20代から20代にかけて大人として成熟して行きます。体も脳も人格も社会的地位も。
20代で無計画で京楽的に生きて30代に足を踏み入れたときにはもう手遅れな事が多いいです。
30代になってから人生を計画し始めると、もう引き返せないイベントが過ぎ去っていることに気づきます。
もし、30代まで年が変わるたびに会社を変えていたり、フリーターを続けていたりしてたら、本当にお金が必要になったときに稼げる能力を示すものが何一つありません。
もし、結婚を先送りにして、30代で結婚して出産となると、一番働き盛りで稼げるタイミングに出産と子育てがぶつかりとてもハードな数年を過ごすこともあります。
もしかしたら、子供を授かる事ができなくなるかもしれませんし、生まれた子供に兄弟をつくってあげる事ができなるかもしれません。
人生をよりよく生きるには、20代が最も大切な時期なのです。
本書は、メグ・ジェイ先生のもとを訪れセラピーを受けていた20代たちとのやり取りから構成されています。
そして、登場する20代たちは、そんなこと誰も教えてくれなかった。と嘆きます。
僕らも同じように、これらは誰も教えてくれない事実です。
しかし、誰も教えてくれなかったからといって、僕らの人生には誰も責任を負ってくれません。自分で事実を受け止めるしかないのです。
僕の20代も残りわずかになってきたからこそ、本書は僕の心の奥深くまで突き刺さりました。
残りの数年、自分のできることをどうにかやって、良い30代をスタートさせたいな。と思うきっかけとなりました。
30歳以降に人は買われるかについて、(中略)どちらかといえば人は変わらないという事がわかってきています。
人生は20代で決まる/メグ・ジェイ P258,259 (14章 折り合って、前進する)
30歳以降、私たちの思考や感情や振る舞いは、信じられない変わらずにいるのです。
(中略)
人生の中で後にも先にも、20代ほどパーソナリティーが変化する時期はないという事です。
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